コラボ紹介:「真マジンガーZERO」「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍」
2024.01.25 | 特集記事

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こんにちは!

そもそも「真マジンガーZERO」「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍」とはどのような作品なのか!?

纏めましたので是非!!

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作品について

コラボ元の「真マジンガーZERO」(2009年 ~)及び「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍 」(2012年~)は漫画媒体のため映像作品ではありません。

内容はハードなロボットバトル物であるのはもちろん、SF要素、マジンガーシリーズのオマージュネタや永井豪リスペクトが豊富でお色気要素まで入っている。

漫画を担当した田畑由秋(脚本)と余湖裕樹(作画)の両名は、「コミックマスターJ」「アクメツ」漫画版「ニンジャスレイヤー」などを手掛けており、どれもバイオレンスな作風とインパクトのある展開が特徴となっており、この点は本作も同様。

作品解説

真マジンガーZERO

今回のコラボ作品である「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍 」の前作にあたる。そのため、ここから読むことをお薦めする。

初見の人は本作がタイムループ物であることがわからず、初っ端から何度も話がリセットされる展開には難色を示すかもしれない(伏線は張ってあるのでSF知識がある人なら察せられる)。

まずプロローグ(当コラボ1-1「兜甲児!集権の深淵へ近づく」で再現されている)で、無人で動くマジンガーZEROが世界を滅ぼしているところから始まる。

(なお、このとき出てきていた兜甲児は「真マジンガーZERO」のキャラであり、アイアンサーガ世界で戦っていた兜甲児とは別人。)

この話はリセットされ次は、兜甲児がマジンガーZを魔神化させて世界を滅ぼしてしまう展開となる。

そして、また話がリセットされ、今度はマジンガーZを乗りこなす兜甲児が機械獣と戦うという王道的な展開から始まる。だがこの世界はDr.ヘルによって壊滅状態だった(「真マジンガーZERO」本編ではここがメインストーリーとなっている)。

このような事態になった原因のタイムループについては後に丁寧に説明されるのでSF知識が無くても大丈夫だろう。

またSF部分を抜きにしても、Dr.ヘルの機械獣軍団や基地であるバードス島そのものが機械獣となった銀河系強奪超ド級機械獣ゴードンヘル(コラボでも登場した巨大ゴードンヘル)との戦いは激熱ロボットバトル物として楽しめる。

読破後に、伏線やミスリードを整理してストーリーを読み直すのもいいだろう。

ただ、差異次元(タイムループにより同じ時間を繰り返したことで生まれた数多の並行世界)の影響で兜甲児に不思議な現象が起ったり、ロケットパンチが召喚できたり、多次元融合(差異次元が1つの世界に融合したもの)についてはやや難解かもしれない。

そこら辺はわかりづらくても、豪快な展開だと思って勢いで読んでもいいだろう。

またエロやグロにバイオレンスなシーンはあるが、原作マジンガーZからそうなので問題ないだろう。

真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍

「真マジンガーZERO」シリーズの完結編にして、当コラボのストーリー展開の元ネタとなっている(マジンガーZが博物館に展示されていたり、後にミネルバXが館長になるのもこれが元ネタ)。

ストーリーは三部構成となっている。

第一部は、タイトルから察せるように映画「マジンガーZ VS 暗黒大将軍」の展開をなぞっており、グレートマジンガーが初出撃する(大筋は同じなだけで差異は多々あり)。

その後は、マジンガーZEROは覚醒してしまうが、グレートマジンカイザーの決死の行動によって辛うじて事態は収束するのだった。

(当コラボではグレートマジンカイザーの影響でマジンガーZEROが顕在化したが、本作では4つのマジンパワーを模写したグレートマジンガーに触発されての覚醒となっている)。

第二部は、TV版グレートマジンガーのような世界となっていた。

TV版の剣鉄也の設定が色々変わっていたことの大胆な解釈が入っている。

(当コラボで、剣鉄也が兜剣蔵の隠し子?という話が出たのはこれが元ネタ。ただし親子という意味ではない。)

また、グレンダイザー(シルエットのみで名前は出ない)とデューク・フリードも登場している。

第三部は、赤ん坊の頃にまで戻った兜甲児が、全てを正そうという強い意志と朧気ながらある記憶を元に根本的なやり直しを図ることになる。

これで全てが万事解決するかと思われた。しかし、マジンガーZEROの影響力はあまりにも大きく。いずれは、顕在化すると予測された(当コラボでマジンガーZEROが顕在化した理由の1つでもある)。

これを兜甲児は特殊仕様を施したマジンガーZで食い止めようとするが、逆にマジンガーZEROの創った世界に取り込まれることになる。

この後の展開は、当コラボ「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍」の「焉之梦 新章編」の元ネタとなっている。だが、全部を再現している訳でないし、結末も違っている。

まあ、コラボの都合でマジンガーZEROを消滅させる訳には行かなかったからかもしれない。

あるいは重要なシーンがダジャレネタだったことに難色を示したのだろうか。

当コラボについて

2人の兜甲児について

当コラボに登場した2人の兜甲児だが、この画像のように顔が隠れている方が「真マジンガーZERO」の兜甲児である。

またメタなセリフから「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍」終了後なのもわかる。

また、アイアンサーガ世界で活躍した兜甲児が、マジンガーZEROのコックピット内で体験した記憶は全て「真マジンガーZERO」の兜甲児が経験したものである。

残留したミネルバXについて

ミネルバXによるタイムループは、自分の記憶を過去の自分に送るだけ(ゲームで言うならセーブポイントからやり直すようなもの)なので、本体はタイプループ前の世界に残ったままとなる。

このことから、アイアンサーガに登場したミネルバXは、自分の記憶を送った直後のミネルバX本体がアイアンサーガの世界に流れ着いたと推測される

既にミネルバXは数千回タイムループしており、その内の1体がアイアンサーガ世界に流れ着いて残留しても原作では影響ないことになる。

また、グレートマジンガーを知らないことから「真マジンガーZERO」の頃のミネルバXと察せられる。

暗黒大将軍について

タイトルにもなっている暗黒大将軍が出ないのは、当コラボ最大の問題点だろう。ただ、暗黒大将軍を出すべきかは疑問である。

というのも原作「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍」での暗黒大将軍は、ミケーネ帝国の大幹部なだけあって目立つのだが立ち位置が微妙なのである。

はっきり言って、タイトルに反して話の鍵を握っている訳ではない。

グレートマジンカイザーがマジンガーZEROに一太刀浴びせるのに貢献したとも言えるのだが、その後の出番は大幹部という立場としているだけである。

終盤では、「暗黒大将軍」が重要なキーワードとして出てくるのだが、兜甲児がアンパンを食ったときの連想で思い出すという扱い。これで良いのか?と思ってしまう。

(当コラボでは劇中劇のゲームにシリアルコードを入力すると使えるグレートマジンガーの存在で思い出すことに変更されている)。

そんな暗黒大将軍を出すということはミケーネ帝国まで出すことになり、しかもその誕生秘話まで描くとなるとかなりの労力となる。

それなら、別コラボでもっと威厳のある形で登場させるようにした方がいいだろう。

そもそも「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍」のタイトルは、Dr.ヘルの次の敵はケーネ帝国だから、それに合わせてインパクト重視で付けたと思える。実際は、マジンガーZEROとの決着の方がメインなの内容だったので。

最後に

さぁ!!如何でしたでしょうか?

意見等があれば以下の質問箱にぜひ!!!!

https://peing.net/ja/ironsaga_top

では!